「私のお墓の継承者になってくれない？」と友人に言われたとしたら
それは可能なのでしょうか？

結論から言いますと、友人のお墓を継承することは可能です。
基本的には、お墓の継承者は家族や親戚でなくても、誰でもなることができます。
しかも、口頭で本人に頼んだり、遺言しておくだけで大丈夫です。

しかしながら、後々問題が起こらないようにするためには
やはり書面に残し、承継者であることを明確にしてもらうのがベストです。

承継者の指定があいまいなとき、お寺や墓地の管理者に承継者が不在だと判断され
お墓を整理されてしまうこともありますので、そこは注意しておきたいところです。

承継者に指定する旨の書面を作成したら、お寺または墓地の管理者へ行き
継承手続きをする流れとなります。
ただし、墓地によっては「承継者は3親等までの者」などと
限定しているケースもありますので、使用規則などを確認するようにします。

さて、それでは書面がなく、友人が口頭で承継者を頼んだまま
なくなってしまったときはどうなるのでしょうか？

無縁墓にしたくない場合は、家庭裁判所に申し出ると良いでしょう。
そのとき、友人が承継を頼んだことが分かるメモなどがあればスムーズに話が進みます。
承継者として適切と判断されれば、指定を受けることができます。

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